K帆’s Diary 10　今季最後のホームゲーム　キャプテン・本間選手にとっては現役最後のホームゲームを２連勝で飾る！

2024.03.13

　今回の対戦相手であるVC長野は、僕がジェイテクトに入団して初めて対戦したチーム。あれからまだ２ヵ月程度しか経っていませんが、Vリーグでの試合を重ねるにつれ、自分自身コートの中でだいぶ落ち着いてプレーできるようになってきたと感じています。いくら代表での経験があるとはいえ、デビュー戦ではやはり学生ということで先輩たちに気を遣っていた部分がありましたし、プレーにおいてもぎこちなさがあった。現在でもVの選手としてはまだまだな部分は多いですが、チームのみなさんのお陰で徐々に楽しくプレーできるようになったと同時に、自分のやるべき仕事が見えてきたように思います。
　入団当初は本当にスパイクミスが多かった。でも、ゴゴール監督のアドバイスもあり、ここ数試合だいぶミスが減ってきたと思います。OPというポジションである以上リスクを怖れる必要はないと思っていますが、アプローチの入り方など、ちょっとした部分を修正することで、つまらないミスはグッと減ってくるということを実感しました。
　外国人だからというわけではないと思いますけど、ゴゴール監督はハッキリと物を伝える人。それも「ここが悪い」ではなく「この部分を修正すればもっとミスが減らせる」というように、合理的に修正点を指摘してくれるので、僕もそのアドバイスをスッキリと受け止められる。良い監督さんに巡り会えたと思っています。
　今回は今季ラストのホームゲームであると同時に、キャプテンであった本間選手のホームでのラストゲームということもあり、ファンのみなさんの前で２連勝を飾れてホッとしています。わずかの間でしたが、あれこれ面倒を見ていただいた本間選手には本当に感謝しています。キャプテンとして苦しい場面でもみんなに笑顔で声がけをして、チームを盛り上げてくれた本間さん。本当にお疲れ様でした！
　来週の最終戦はアウエーでの堺ブレイザーズ戦。僕は初めての対戦となりますが、もし出場すれば上村（琉乃介）選手との対戦を楽しみにしています。僕より２級上ですが、高校時代、上村選手のいた日本航空とはよく練習試合を行いましたし、大学に進んでからも東日本インカレなど、度々対戦を重ねてきた選手。Vリーグ選手となった現在、どんなプレーをするのかをぜひ見たいと思っています。
　あっという間でしたが、僕にとって来週はジェイテクトスティングスの選手として今季最後の試合。アウエー戦ですけど、最終戦を勝利で飾れるようベストを尽くすつもりですので、みなさん最後まで応援よろしくお願いします!!

　時の流れは本当に早いもので、刈谷での生活も残り僅かとなってきました。3月末まではこちらにいる予定ですが、引っ越しの時期などまだはっきりしたことは決まっていません。自転車も持って帰らなきゃならないし、家族にはとりあえず引越しの手伝いには来てもらわないと困るかな（笑）。ありがたいことにファンの方々からたくさんいただき物があり、来たときより思いのほか荷物が増えているので……。
　ファンからのいただいた物の中で、印象的なのは「アルパカのキーホルダー」。入団時の自己紹介で「自分は何に似ていると思うか」という質問に僕が「アルパカ」と答えたら、その後アルパカのキーホルダーがたくさん届いてビックリ！どれも大切に使わせていただいています。
　こちらにいる間にやりたいこととして、以前「下呂温泉へ行きたい」という話をさせていただいたと思いますが、まだ実現できていません。残りの期間で行けるかどうか……。また、刈谷からは少し離れていますが、御殿場のアウトレットにも行ってみたいと思っていました。こちらは豪さん（村山）と耕介（秦）さんと一緒に行く約束をしているので何とか実現させたい。好きなブランドは「プラダ」と「セリーヌ」。といっても、どちらも高級なのであまり持ってはいないんですけど（笑）。

バレンタインデーにたくさんのチョコレートをいただきました。本当はホワイトデーに何かお返をしなくてはいけないのですが、全員にお返しをするわけにもいかないので、僕がお返しをするならこれにするというモノを選んでみました。画像だけで実際に現物をお届けできなくてゴメンなさい（苦笑）。ここのハンドウォッシュはどの香りも素敵なのでチョイスしました! 使ったことありますか？（APFR・HAND WASH]　）

　今シーズンで現役引退を表明し、試合後（3月10日）に引退セレモニーを行った本間隆太選手。ジェイテクトでは５年間もの間キャプテンを務め、2018年、2020年には日本代表選手としても選出された。ポジションはリベロ。ジェイテクトでは後輩リベロの成長もあり、今シーズンはコートで見かける機会が減っていたものの、チームメイトからの信頼は厚いものがあった。ゴゴール監督は「本間は英語が話せるので、今年は本当に助けられた。リベロとしての武器はボールに対しての反応の速さ。キャプテンとしてはいつもチームメイトを大切にし、チームをまとめてくれた」と、感想を語ってくれた。
　本人にとって一番印象深い試合は「2019-20 V.LEAGUE 決勝戦」だという。この決勝戦に勝利して初優勝をつかんだジェイテクト。チームにとっても特別な試合だったと思う。初優勝の瞬間に選手としてコートに立っていたことは、これからも本間選手自身、自らの誇りとして記憶に残っていくことだろう。
　小誌が初めて本間選手に単独インタビューしたのもそのシーズン中でのこと。刈谷の体育館での取材だったと記憶している。この年ジェイテクトの人気は高く、取材に伺ったのがクリスマスということもあって、体育館には数多くのファンが詰めかけていた。このときの本間選手の印象はとてもクレバーな選手だなということ。こちらの質問に対し、端的で明確な答を返してくれた。
　今後は母校でもある早稲田大学で指導者としてスタートすることが決定しているというが、これまでの経験を生かし、それぞれの選手に寄り添った指導を心がけて欲しい。
　たくさんの感動をありがとうございました。本当にお疲れ様でした。

追記
最近、本間選手の顔がすごく変わってきたと感じる。だんだんキムタク似になってきたと思うのは勘違い!?