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K帆’s Diary 9 東レのブロック力に初戦は完敗したものの粘りを見せて2日目はフルセット勝ち、1勝1敗のタイに

K帆’s Diary 9 東レのブロック力に初戦は完敗したものの粘りを見せて2日目はフルセット勝ち、1勝1敗のタイに

お互いV・ファイナルステージ進出を賭けた重要な一戦。
1日目は東レのブロッカー陣の前に、
ストレート負けを喫したジェイテクトだったが、
初日の敗戦を引きずることなく、
2日目はフルセットの末に勝利したジェイテクト。
残り試合も勝利に向かって戦って欲しい。

●今週の試合で感じたこと

 今回の東レアローズ戦は、V・ファイナルステージへ進出するために、お互い負けられない重要な一戦。ジェイテクトとしては2試合とも勝つつもりで臨んだ試合でした。僕が参加する以前から、どういうわけか東レとは相性が悪いらしく、敗戦が続いていた時期もあったようでしたが、僕としては初めての対戦なので、苦手意識をもつことなく試合に臨めました。
 東レはブロックがいいチームというのは試合前からわかっていましたが、実際に対戦してみて、想像以上に完成度の高さを実感しました。1日目の試合では、いつもであれば抜けているコースに打ったスパイクが、ビシッとシャットアウトされるケースが多かった。打つ前は「開いている!」と思ったコースが、打った瞬間にはしっかりと閉められているんです。これまで対戦したチームとは違うブロックのつき方というか、読みの深さ、完成度の高さがあって、それに僕が対応しきれずにシャットアウトされてしまった。途中打ち方を変えたりしてみたのですが、それがまた間違った選択になってしまったり……。まだまだ自分の対応力のなさ、引き出しの少なさを痛感した試合でした。
 東レで最も印象に残っているのは、やはり髙橋健太郎選手。高さがあるうえにジャンプしたときにしっかりと手が前に出ていて、ブロックが流れてもスパイカーが打つまでにしっかりとコースを閉めてくるんです。それも体勢がしっかりしているので、簡単にワンタッチやブロックアウトが取れない。あれはなかなかできないことだと思います。日本人ブロッカーとしては間違いなくNo. 1だと思いました。
 1日目は僕のスパイクミスや、東レにサービスエースを多く決められてしまったこともあって、0-3での敗戦となってしまいましたが、力負けという感じはしなかった。むしろこの負けでチームとして修正すべき点や、個々の選手が何をすべきかが明瞭になったように思います。2日目をフルセットの末に勝利できたのも、ミーティングでの「バレーを楽しめ!」という監督の言葉を受け、気持ちをリセットして個々の選手がやるべきことを実践した結果だったと感じています。今季初のフルセット勝ち。勝つことへの執着心が結果に現れたと思っています。
 次のVC長野戦は今季最後のホームゲームとなりますので、ジェイテクトファンのみなさんにはぜひ会場に足を運んで応援していただきたい。みなさんの声援でチームを後押ししていただければと思っています。
 よろしくお願いいたします!!

今週の試合で感じたこと

●K帆雑記

 名古屋という地域には、朝食は喫茶店で食べるという習慣があるということは聞いて知っていましたが、実際にお店に行ってみてその充実度には驚かされました。写真はこの間、寮の近くのお店で吉田拓馬アナリストと一緒に食べたモーニングです。僕が食べたのはチキンサンド。こんがりと焼けたチーズが乗っていて、ボリュームもあり、タンパク質たっぷりなホットサンドイッチ。スープはミネストローネでした。セットのサラダも美味しかったです。野菜たっぷりで栄養バランス抜群の朝食でした。
 吉田アナリストとは一緒に行動することが多く、年末も一緒でした。いつも僕の話を聞いてくださったり、食事に誘っていただいたりするのでとても心強い存在。刈谷での生活も残り少なくなってしまいましたが、最後まで刈谷での生活を満喫したいと思っています。
 今週はプライベート写真を撮影する時間がとれず、この1枚になってしまいました。来週はホームゲームなので、撮影に少し時間を割くことができると思います。みなさん期待していてください。

思わず食べてみたくなるモーニング! 慶帆選手のセレクトがいいのかも?

思わず食べてみたくなるモーニング! 慶帆選手のセレクトがいいのかも?

2023-2024 V. LEAGUE DIVISION1 MEN

■試合結果■

対戦カード:ジェイテクトSTINGS VS 東レアローズ
会場:沼津市総合体育館・静岡県
開催日:2024年3月2日(土)

ジェイテクトSTINGS VS 東レアローズ
0-3
30-32
23-25
16-25

開催日:2024年3月3日(日)

ジェイテクトSTINGS VS 東アレローズ
3-2
34-32
23-25
25-19
22-25
15- 7

HEROES EYE
 試合後の記者会見で、ジェイテクトのゴゴール監督に「3セット目にあれだけシャットアウトされた慶帆選手を替えるという選択肢はなかったか?」と質問したところ「インターナショナルなブロック力を体感し、それにどう対応していくかは自分で考えるしかない部分。彼にとって今後成長するためには必要な体験だと思っている。そのことに気づいてもらうためにも、あそこでチェンジするつもりはまったくなかった」というコメント。
 また、東レの上條レイモンド選手(習志野高校の先輩)は「今日はあれだけ東レのブロックに止められた慶帆だったが、僕のブロックに対しては上からしっかり打てていた。先輩だからといって容赦はしないヤツだと思った(笑)」とコメント。
 同じく東レの山田大貴選手は「ウチのブロックはVリーグNo. 1だと自負していて、自分は毎日練習であのブロックを体験しています。なので、今日の洗礼は慶帆にとってすごくいい経験になったのではないかなと思います。また、あれだけシャウトされたからといって、かわいそうだとはまったく思わない。だって慶帆カッコ良すぎだから。あれでチャラですよ」と笑って話してくれた。
 東レのセッター酒井啓輔選手は「特別に慶帆選手をマークしていたわけではなく、他の選手と同様にデータをチェックしただけ」と語っていた。そのコメントを聞いて、やはり攻撃の要となるOPとしては、1日も早く対戦相手に「慶帆対策をしっかり立ててきた」と言われる選手に成長して欲しいと思う取材だった。
 ともあれ、今週の記者会見でのコメントからは、慶帆選手が多くの人に期待され、愛されていることが感じられた。
 さあ、ラスト2週。最後まで悔いのない戦いをして、シーズンを締め括ってもらいたい。

★ Profile ★
名前 : 高橋慶帆 (タカハシ ケイハン)
ポジション : OP(オポジット) / OH(アウトサイドヒッター)
在籍 : 法政大学(2年生)
生年月日 : 2003.10.13
身長・体重 : 194㎝・78kg
出身地 : 千葉県

取材・文:HEROES編集部
協力:ジェイテクトSTINGS
   https://www.jtekt-stings.jp

※記事および写真の無断転載&複製を禁止します。

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