2024年度春季関東大学バレーボールリーグ戦が４月６日からいよいよスタート!!

初戦の会場となったのはココ「東海大学湘南校舎」

　2024年春季関東大学男子1部リーグが4月6日からスタートした。初戦の会場は東海大学湘南校舎。大会初日の第３試合は早稲田大学VS法政大学という好カード。昨年の大学王者・早稲田大学には、イタリアから帰国したばかりの麻野堅斗選手がすでにチームと合流していた。この日の試合には出場機会には恵まれなかったものの、帰国直後にもかかわらずすでにチームに合流していることに少し驚いた。
　対戦相手の法政大学には、Vリーグ2023-24シーズンにジェイテクトSTINGSの一員として活躍していた高橋慶帆選手が合流。１部リーグに昇格したばかりの法政大学が、昨年の大学王者・早稲田大学を相手にどのような戦いをするかという期待感もあって、初日から数多くの観客が会場に詰めかけていた。
　試合の結果は早稲田大学のストレート勝ち。1セット目25対22、2セット目25対17、3セット目29対27という結果であった。試合後早稲田大学のセッター前田凌吾選手は「ヒヤッとさせられた場面が何度もありました。特に３セット目はどちらが勝ってもおかしくない展開だったと思います。とてもストレートで勝ちというイメージの試合ではなかったです」と安堵の表情を見せていた。
　対する法政大学は強豪・早稲田相手に全力でぶつかって行ったという印象。１セット目を接戦の末早稲田に奪われ、２セット目から慶帆選手が出場したものの、コンビが合わずにこのセットも落としてしまう。３セット目に入って徐々にリズムが良くなってきたように思えたがときすでに遅し。接戦の末このセットも奪われストレートで敗戦となってしまった。慶帆選手が合流してからまだ日が浅く、明らかに練習不足だった感は否めない。今後チーム練習を重ねていくことで慶帆選手の高さのあるスパイクを生かせるようになってくれば、十分上位に食い込める力はあるように思う。
　昨年ネーションズリーグで活躍した専修大学の甲斐優斗選手も、まもなくパリから帰国予定だという。大学リーグへの参戦はまだ未定らしいが、代表を経験した選手が参加することになれば、今シーズンはきっと大学リーグから目が離せなくなるはず。迫力試合を間近で体感できるのが大学リーグの醍醐味だ。

早稲田大学の試合前ミーティング風景。いつもミーティングにはかなり時間をかけているという印象がある

今年もまだ早稲田最強が続きそうな予感。主力だった選手が卒業しても、チームとしての総合力には大きな違いがないように感じられた

法政大学の3年生になった慶帆選手の背番号は「９」SNSで話題になった慶帆選手と似た髪型の選手は4年生の背番号「３」伊藤貴将選手。慶帆選手と同じ習志野高校出身のミドルブロッカーだ

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第1日　　4月6日(土)　　東海大学湘南校舎
第2日　　4月13日(土) 　小田原アリーナ
第3日　　4月14日(日) 　小田原アリーナ
第4日　　4月20日(土) 　慶應義塾大学日吉記念館
第5日　　4月21日(土) 　慶應義塾大学日吉記念館
第6日　　4月27日(土) 　キッコーマンアリーナ
第7日　　4月28日(日)　 キッコーマンアリーナ
第8日　　5月11日(土) 　日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館
第9日　　5月12日(土) 　日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館
第10日 　5月18日(土)　 慶應義塾大学日吉記念館
第11日　 5月19日(土) 　慶應義塾大学日吉記念館

取材・文：HEROES編集部
協力：一般財団法人関東大学バレーボール連盟
　　　kanto University Volleyball Federation.

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