自分たちが果たせなかった夢を叶えてくれた後輩たちに感謝!

自分たちが果たせなかった夢を叶えてくれた後輩たちに感謝!

先の春高で初戦から激闘を繰り広げながら
ベスト4まで勝ち上がった千葉県・習志野高校。
準決勝では惜しくも優勝校の駿台学園に敗れはしたものの
夢のセンターコートでのプレーは
習志野選手たちに自信と勇気を与えたに違いない
そんな中、スタンドに目をやると
後輩たちに熱い視線を送るOBの姿があった
昨年、習志野高校の3年生としてともに春高を戦った
高橋慶帆選手と藤井海嘉選手の二人である
自分たちが果たせなかったセンターコートでの戦いを見て
彼らは何を感じたのか?
準決勝終了後、お二人に後輩たちの戦いについて感想を伺ってみた

Profile
★高橋慶帆
法政大学1年 ポジション OH 身長193cm 習志野高校出身
★藤井海嘉
専修大学1年 ポジション OH 身長189cm 習志野高校出身

同じ高校でバレーをしていたお二人はとても仲良し。友達ってやっぱりいいなと久しぶりに感じた取材でした!

同じ高校でバレーをしていたお二人はとても仲良し。友達ってやっぱりいいなと久しぶりに感じた取材でした!

――母校が準決勝までコマを進めたことについてどう思われていますか?
高橋 まず、去年自分たちが果たせなかったセンターコートで戦うことが決まった瞬間は、結構盛り上がりましたね。自分たちは3回戦敗退で終わってしまいましたから。センターコートに立つという夢を、後輩たちがこんなに早く果たしてくれるとは思っていなかったので、とても嬉しかったですね。また同時に、自分たちがセンターコートへ行けなかった悔しさも改めて蘇ってきましたけれども……。
藤井 熱のこもるプレーを随所に見せてくれたことが本当に嬉しかったですね。また、普段自分達はプレーする側なので、応援席からプレーを見る機会は少ないんですが、今日は観客というか一ファンとして後輩たちのプレーを身近で見ることができた。自分たちの試合でも、こうやってたくさん応援してくれた方々がいるんだということに改めて気がつきました。本当に感謝ですね。

――母校の試合は、全試合をご覧になっていましたか?
髙橋 はい。見ています。会場へ足を運んだのは今回だけですが、他の試合もYouTubeなどですべて見ています。
藤井 自分も同じです。

――どの試合が一番記憶に残っていますか。
髙橋 昨年の優勝校だった日本航空との一戦かな。
藤井 ずっと頑張っていた吉原柊治と小田周平のプレーが心に残っています。ただ、今年は昨年の慶帆のように、崩れたときに決める選手がいなかった。それが決勝へ進めなかったひとつの要因のように思います。
髙橋 これまで習志野高校は拾って繋ぐバレーというより、強いサーブで相手を崩し、ブロックで点を稼ぐというバレーを目指して来たと思うんですが、今後はその精度をどう上げていくかが鍵になるように思います。いずれにせよ、今年の3年生は来年全員いなくなるわけなので、残った後輩たちがどんなチームにして行くのか。来年も楽しみですね。

――準決勝では、習志野らしさを生かすことができなったように思いましたか?
藤井 駿台はレシーブに関しても組織的なバレーをするチーム。確かに習志野の長所を生かせずに終わってしまった感じがします。今年の習志野は昨年とは違って強いサーブを打てる選手がいなかったのも、リズムを作れなかった要因だったかもしれませんね。
高橋 1、2セット目はほとんどブロックが決まらなかったよね。3セット目の後半でやっとブロックが決まってきたことを思うと、サーブでもう少し崩せたらと考えてしまいます。でも自分たちは果たせなかったんですから、センターコートでプレーした後輩たちには拍手を贈りたいと思います。
藤井 後輩って本当に可愛いんですよ(笑)。今年の経験を生かして、来年も会場に足を運びたくなるような活躍をしてほしいと願っています。
高 僕も同じ気持ちです(笑)。

この場所は東京体育館からそんなに遠くない場所。この場所を教えてくださったのは髙橋選手です!

この場所は東京体育館からそんなに遠くない場所。この場所を教えてくださったのは髙橋選手です!

習志野高校の皆さんもそうでない方も
高橋慶帆選手からの動画メッセージをぜひ、ご覧ください!!

取材・文:VOLLEYBALL HEROES編集部

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