宮浦健人選手に聞くポーランドリーグと初の海外生活⑤

宮浦健人選手に聞くポーランドリーグと初の海外生活⑤

8ブレイク取れたことは収穫だった……。でもOPとしてチームに信頼される選手にならなければと痛感!!

――前回の取材から3週間が経ち、ニサは順位としては前回から1つ上がって、現在8位ということですけど、この3週間の試合展開はどうでしたか?

 現在2位にいるザビエルチェには0-3で完敗してしまったんですが、次のビェルスコ・ビャワ戦と、今週のルク・ルブリン戦には両方とも3-0で勝利しました。まあ、勝った2試合は下位チームということもあるのですが、何はともあれ、決勝に残れる位置をキープできたことは良かったと思っています。
 ザビエルチェ戦ではサーブもレセプションもよくなくて、今季のうちでもワーストとも思える試合になってしまいました。ザビエルチェにはテクニカルな選手が多く、前回も負けている相性が良くない相手ではあるのですが、あそこまでボコボコに負けてしまうと……。次回当たるとするとプレーオフだと思うので、それまでには何とか対応できる戦術を考えないといけないと感じています。

――ご自分のプレーでの反省点または、成長したと思える点はありますか?

 まだ主にピンチサーバーとしてコートに出る機会が多いのですが、ビェルスコ戦で8ブレイクが取れたことは収穫だったかなと思っています。ただ、2枚替えで出たときにチームの力になれなかったこともあって、そこは反省点ですね。やはりオポジットとしてチームに信頼される選手にならなくてはいけないので……。残り試合も少なくなっていますが、サーブだけでなく、スパイカーとして少しでもチームの役に立てるよう努力したいと思っています。

――この3週間何か変わった出来事はありましたか?
 
 プライベートでは特に変わったことはないですねぇ……。変わったといえば、チームのユニフォームが変わったことくらいかな。今年でニサのチームが誕生して75周年ということで、それを記念してユニフォームが変更されたんですよ。写真にあるのが新ユニフォームなんですけど、シャツの黄色のベース色は同じですが、デザインがやや変わって、パンツがブルーから黄色になりました。

イメージはそのままで、両ワキの下の部分のデザインが大きな変化しているようです!パンツの色は確かに変わっていますね

イメージはそのままで、両ワキの下の部分のデザインが大きな変化しているようです!パンツの色は確かに変わっていますね

――最近トルコで大きな地震がありましたが、宮浦選手も高校時代に熊本地震を経験されていると思うのですが、何か思い出すことはありますか?

 高3のときですね。当時はチームメイトと一緒に下宿していたんですけど、地震が起きてからすぐ、みんなで近くの小学校に避難したんです。学校の体育館も被災して使えなくなってしまったので、3週間くらいは自宅待機って状態でした。幸い実家は被害を逃れたので助かりましたけど、その後も他の学校の体育館を点々としながら練習するような状況でしたね。
 トルコほどではないにしろ、やっぱりあの揺れは怖い。トルコの1日でも早い復興を祈りたいですね。

――話は変わりますが、宮浦家はバレー一家なんですよね?

 まあ、そうですね。父母も兄もバレーをやっていましたね。父も鎮西出身で、畑野監督の教え子なんです。兄は身長が大きくなかったのでバレーは途中で辞めて、今は普通のサラリーマンをやっていますけれども。

――宮浦選手は小さいときから体が大きかった?

 いえ、小学校までは155cmくらいで、大きくはなかったですね。ただ、中学に入ってから急に30cmくらい伸びたんです。バレーをやる上では良かったんですけど、急に背が伸びたので成長痛というかヒザが痛かった記憶があります。まあ、父が185cmくらいあって、母も170cm以上あるので遺伝的な要素があったと思いますけどね。バレー選手としては小柄ですけど、兄も180cmくらいはありますし……。

――今月の22日が誕生日だと思うのですが、2月22日は「猫の日」って言われているのを知っていましたか?

 ええ。「ニャン・ニャン・ニャン」の語呂合わせでしょうけど、ここ数年誕生日の度に言われますね。

――猫は好きですか?

 動物は何でも好きなので猫も当然好きですが、猫派か犬派かと聞かれれば犬派かな。でも、おばあちゃんの家で「太郎」っていう名前の猫を飼っていたので、その猫は可愛がっていましたね。

――もう1枚の写真に写っているのはどこの猫ですか?

 ニサにあるカフェで飼っている猫です。初めて行ったカフェだったんですけど、とても人懐っこい猫で、僕が動物好きなのが分かったのかヒザに乗ってきたんですよね。
理由はわからないんですけど、どこの犬にも猫にも好かれるみたいです(笑)。

日本では、人に懐きにくいと言われている猫が、初対面の外国人にこんなに懐くなんて、本当に珍しいのでは?

日本では、人に懐きにくいと言われている猫が、初対面の外国人にこんなに懐くなんて、本当に珍しいのでは?

――言葉はなくても人柄が分かったんだと思いますよ。猫同様、ポーランドのファンにも愛される選手になるとといいですね。ありがとうございました。

HEROES より
バースデーカードとともに宮浦選手のために撮影した写真をアップします。
宮浦選手のファンにも幸運が届きますように!!

24歳のお誕生日おめでとうございます!!

24歳のお誕生日おめでとうございます!!

招き猫、発祥の地と言われている「豪徳寺」へ行ってきました。宮浦選手へたくさんの招き猫たちがいっぱいの幸せを招いてくれますように

招き猫、発祥の地と言われている「豪徳寺」へ行ってきました。宮浦選手へたくさんの招き猫たちがいっぱいの幸せを招いてくれますように

今年は年男でもある宮浦選手。昨年末に占いで有名な島田秀平さんが言っていた今年、 日本で一番強運だといううさぎがいる「太子堂八幡神社」のラッキーいう名前のウサギです! たくさんいいことありますように!!

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日本で一番強運だといううさぎがいる「太子堂八幡神社」のラッキーいう名前のウサギです! たくさんいいことありますように!!

 次回は3月15日ごろの予定です。
※次号の予告等はTwitterやInstagramにアップさせていただきます。お楽しみに!

●プロフィール●
宮浦健人
熊本県出身
1999年2月22日生まれ 
身長190cm
体重86kg
血液型 A型
左利き

取材・文:HEROES編集部
協力:PWSZ ニサ
●Nysaのウェブサイトへのリンク
STAL Nysa | Strona główna

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